意表ついたマレーシア
初めての外国は、ベトナムになるはずでしたが、なぜかマレーシアでした。
ベトナムに行くことになった私は、友達にチケットの手配等を進めてもらいました。
当時はネットもそんなに普及していなかった時代でABRoadという雑誌!でチケットを差がいたようです。
雑誌ですよ!すごい時代でしょ。
300円くらいだと思いますけど、お金を払ってチケット探してたんですよ。2000年って。
で、変なチケットを探してきました。安いんですけど。
マレーシア航空で行く、ホーチミンシティ。
クアラルンプール経由のホーチミンです。
一回、遠くまで行くんです。
マレーシアまで行って、そっからベトナムまで戻ってくる。
東京から福岡に行って、そっから京都行く、みたいな感じです。
いくらだったのか正確には忘れましたが、7,8万円だったと思います。
ちょっと苦労しますけど、大学生にとって「安さ」はかなり重要な要素です。
なあんにも文句はありません。
その後の人生で飛行機が嫌いになり、怖くなるんですけど、その頃の私は特に飛行機が怖い、なんてこともなかったですので、素直に同意し、金を払いました。
旅行会社から紙のチケットバウチャーが送られてきました。
今となっては、信じられない話ですが、その当時は、紙のチケットみたいなものがあったんです。
自分の名前や、便名が印刷された紙です。それが存在したんです。
ビザも必要でしたが、作っておいたパスポートを送ると、旅行代理店で作ってくれました。
郵送でパウポートを送っていた気がします。
今考えると、怖くてちょっとできないですけど、その当時は素直にパスポートを郵送で送っていました。
いろいろ、ベトナムの気候や、両替の仕方などを調べました。
トラベラーズチェックというものを作ると何かと便利なようです。
郵便局だか、銀行だか忘れましたが、5万円から買うことができました。
5万円をトラベラーズチェクにしました。
いざというときはやっぱり米ドル、というのも本で読み、50ドルを両替しました。
初めて手にする外国のお金は、やっぱり日本円じゃないと人生ゲームのお金みたいに、お金という実感を感じませんでした。
ベトナムの気候や服装も調べました。
3月のベトナムは、1年で一番暑い時期に当たるようで、日本の夏を想像していけば間違いないようです。
持っていった荷物は、半袖、ハーフパンツに、下着2,3枚。あとはカメラだとか、ガイドブック。
旅日記も書こうと思って、ノートとペンも準備しました。
バッグは結果的にいっつも大学に行くときに使っていくリュックになりました。
あまり準備を一生懸命やっていると思われるのが恥ずかしかったのが半分、
友達が色々やってくれるので、なんとかなるだろうと思えたのが半分、という感じです。
服も、気合入れたと思われたくないから、いつも来ているジャージなんかを、持っていってました。
そんなこんなで、初海外の日を迎えます。